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●「変わらないもの」には他に変えがたい価値がある

広告効果や消費者の反応を考えずに広告を変えるのは愚かしい!変わらない安心感が大切!

・キミがこの本を買ったワケ(指南役・扶桑社)
この本は全部に同意できるわけではありませんが、かな
り面白いです。基本的には何で人はある物を買うのか、
別のものじゃないのかについて書いた「小ネタ集」です
ので、これからちょくちょくネタにします。
で、大企業の広告担当者が変わると、かなりの確率で
「広告もがらりと変わる」のだそうで、要するに前任者
とは違うことをやりたいだけらしいです。
アホかと。
じゃあ個人営業やそれに近い規模の零細企業だったら、
果たしてそんな事はないのか?
大有り。
社長が代替わりした途端に何から何までごっそり変えて、
しかもことごとく裏目に出た結果、従業員は逃げるわ取
引先は手を引くわ新規事業はこけるわで、あっという間
に借金山盛りなんて人についこの間会ってきて、午前3
時まで酒かっくらって来たばっかです。
その人の本
だったら人が変わらなければ大丈夫かというと、ちっと
もそんな事はなく、広告の効果がどれくらい出ているか
の測定も全くせずに、単に自分が飽きたからというアホ
な理由で広告を変えてしまうというのはありがちです。
「消費者は飽きっぽいからこまめに広告を変えていかな
いとすぐに反応がなくなるよ」
こんな声が聞こえてきそうですが、ワンパターンな広告
ってありますよね。テレビの広告でも
「ちょ、この広告何年前からやってるんだよ!」
というやつ。
テレビ広告なんてアドワーズ広告みたいに月1万円とか
で出せるもんじゃありません。金が余ってるならともか
く、1つの商品でテレビ広告を出し続けるというのは、
要するにペイできてるってことです。
「ご飯ですよ」ってそう思うとすごすぎる。
あと、新聞広告でも同じです。あれも載せる場所により
ますが結構なお値段しますから。
「ひさや大黒堂」ってずっと同じパターンですよね。
ま、不思議膏のお世話になったことはありませんが。
結局、同じパターンの広告が長く続いているというのは、
ずっと昔から愛用されているという証明ですから、買う
側からすれば安心感が違います。
コンビニで1週間もしたら消えてしまうスナック菓子と
は訳が違います。あれはあれでいいんですが、美味しい
かどうかとなると…。
基本的には「変わらない安心感」、そこを押さえた上で
時流に乗ることもできれば完璧かなあと思います。
…お前出来てるんか、という突っ込みはご遠慮ください。
◆シンプルすぎる要約◆
「効果が出てない」以外の理由で広告やキャッチコピー
などをコロコロ変えるのはやめましょう。