●やたらめったら変更すると一体どうなってしまうか?
21年ぶりのヤッターマンリメイクに注目!タイムボカンシリーズは1970年代に大人気を博した作品群ですが、なぜシリーズが終了したのかが気になります。
テレビで21年ぶりにヤッターマンのリメイクを放映して
いるので、タイムボカンシリーズに関連したネタをば。
タイムボカンシリーズは私(注:1970年生まれ)が子供
の頃に、土曜日の夕方にフジテレビ系列で放映しており
ました。
元祖のタイムボカンに始まって、ヤッターマン・ゼンダ
マン・オタスケマン・ヤットデタマン・イッパツマンと
ずっと見ていたのですが、その次の「イタダキマン」で
あっさりシリーズが終了してしまいました。
理由は「視聴率が20%超から一気に9.4%にまで急降下し
たから」だそうです。でも何でなんでしょうか?
ウィキペディアの「イタダキマン」の項目を見ながら、
原因と思しき部分をリストアップしてみます。
・参照:イタダキマン - Wikipedia
・放送時間を18時半から19時半に変えた。ちなみに裏番
組はクイズダービー。
・高年齢向けのシリアス路線から、原点回帰で低年齢&
ギャグ路線に転換した。
・前作までシリーズ構成や脚本を行なっていた小山高生
氏を「マンネリ」との理由で構成から降板させた。氏は
1本脚本を書いただけで脚本からも降りた。
・同じく前作まで音楽担当&声優を努めていた山本正之
氏も「マンネリ」との理由で主題歌&声優から降板させ
た。
・オープニングの歌が「80年代前半の女性アイドルの名
前を歌詞にふんだんに盛り込んだ歌詞」になった。
※参考:タイムボカンメドレー(前半・後半)
私(と兄)はオープニングの歌で絶望して、本編も見て
さらに絶望して、今までどおりにクイズダービーを見て
いました。
で、「あれ、もう終わっちゃったの?」という感じです。
上記ウィキペディアの記事を見ていると色々と思うとこ
ろはありますが、一言で言い切ってしまうと
> 現時点で特に問題もなく上手くいっているものを、
> マンネリ打破などという理由で変更すべきではない。
ということに尽きます。
「広告担当者が変わるとテレビCMを替えたがる」
「社長が代替わりして先代の重臣をクビにする」
「社長が代替わりして新しい事をドンドン始める」
「今出している広告に飽きて新しいのを作る」
世間ではありがちな話です。
しかし、上手く行かなくなったものを替えるのではなく、
上手くいっているものを気に入らないとか飽きたとかの
理由で替えてしまったのでは、ロクな結果は出ません。
新しい事業に乗り出す場合、今までの業務と関係のない
事業というのはまず上手く行きません。今やっている業
務と関連する業務の方がはるかに上手く行きます。
また、広告を新しいものに替えるのは「広告している商
品やサービスの取り扱いをしなくなった」とか「反応が
悪い」といった合理的な理由がある場合に限るべきです。
「飽きた」だの「何となく気に入らん」だのという理由
で替えるなど言語道断、歩行者横断、NC旋盤、アメリ
カ横断ウルトラクイズなのです。
ほかにも広告には「やってはいけない事」がいくつもあ
ります。その逆に「やらないといけない事」もいくつも
あります。
「やるべき事」と「やるべきでない事」を知らないまま
広告を出してしまうと、十中八九もとい、十まで失敗し
ます。
「天国に行くための一番確実な方法は地獄への道を知り
尽くすこと」と言います。では、地獄への地図をどうぞ。
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◆シンプルすぎる要約◆
「飽きた」や「気に入らん」などというアホな理由で、
今まで上手くいってた事を変えてはいけません。