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ブランドイメージが傷つくような販促をやってしまう

銀座でのダイヤモンド配布イベントは話題性があったが、イベント参加者の行動がブランドイメージを損ねていると指摘。また、スターバックスの缶コーヒーがスーパーで販売されることになったが、これも価値の低下を招く可能性があると述べています。ブランドイメージを損ねない販促が重要であると強調しています。

今月の1日に銀座で「ダイヤモンドを先着5000人に配る
キャンペーン」などというイベントがありました。
ダイヤモンド無料配布に5,000人以上が大行列
2km以上の行列ができて、新聞テレビなどで取り上げら
れたので、話題性は十分にあったと思います。
ただし、お店の人が説明しているのに向かって、
>「聞こえねーよ。 誠意がねーよ。誠意がよー。
>こっちはもらえるっていって並んでたんだからさ」
なんて下品なヤジを飛ばすような人たちを呼び寄せて、
周辺のお店などに迷惑をかけたのは、ねぇ?
ダイヤなどの宝石は、身も蓋もなく言えば宝石そのもの
よりも「高級イメージ」が売り物ですから、その高級イ
メージを土足で踏み荒らすような人たちを一秒でも連想
させたらダメでしょう。
私は、このイベントは「フランスの老舗宝石店」のブラ
ンドイメージを損ねたと判断しています。
 
 
続いてはスターバックスブランドの缶コーヒーが、コン
ビニだけでなくスーパーなどでも発売されることになっ
たというニュースについて。
スタバことスターバックスと言えば、お洒落な雰囲気で
ちょっと高めのコーヒーを飲ませるお店というイメージ
があります。初めて東京でスタバに入った時に、注文の
仕方すら良く分からずにテキトーに頼んだ記憶が残って
います。
そのスタバブランドの缶コーヒーがスーパーに並ぶのだ
そうです。
スタバの缶コーヒー 傷口に塩を塗り込むことに?
確かに、スーパーに並ぶ以上は「値下げ」から逃れるの
はまあ無理でしょう。値下げをさせないブランドを、と
始めたはずの男前豆腐だって、近所のジャスコではちょ
くちょく値下げしてますから。
男前豆腐についての過去のメルマガ記事
前から「スタバは店を作りすぎ」だとは思っており
ました。後出しなら何とでも言える、というツッコミは
ご遠慮ください。
京都市内だけで18店舗もあります。大杉。これでは、有
り難みなんぞ全く感じられません。
 
 
誰でも簡単に手に入れられるようなものには、誰も有り
難みを感じてはくれません。「タダでくれる」というも
のをもらって有り難みを感じてくれる人もいません。
でも、目先の利益や売上のために先々のブランドイメー
ジを傷つけてしまう例は少なくないようです。
うかつに安売りをしない、というのは大事です。
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
すぐに業界から撤退するならともかく、そうでなければ
ブランドイメージを傷付けるような販促はすべきではあ
りません。