「お客様の声を聞きましょう」なんて言葉は聞き飽きたという方へ
お客様の声を聞くことがなぜ重要なのか?」その理由と実践方法を解説した一冊。お客様との接点を増やし、信頼関係を築く方法を学びましょう。
たしかに「お客様の声を聞きましょう」という言葉は、あちらでも
こちらでも、あの本でもこのセミナーでも言われ尽くしている感が
あります。
「お客様の声を聞きましょう」なんて当たり前すぎますからね。
しかし、そんなにみんながみんな、お客様の声をしっかりと聞いて
いるなら、不況だろうが何だろうが繁盛していそうなものです。
…実際には、うちの近所でも潰れているお店はいくつもあります。
残念ながら地元密着なびにも
「廃業するので紹介ページを削除してください」
というメールがポツポツ届きます。
どうなっているのでしょうか?
一つには、「お客様の声を聞いているつもり」なだけで、実は
自分の都合や言い分ばかりが前面に出ている方が多いせいです。
お客様に媚びへつらう必要などないにしても、お客様の声を
ちっとも聞き入れないお店や会社を誰が利用するものですか。
そしてもう一つ、もっと困った事に「当のお客様が自分の望んで
いることを上手く声に出せない」という点です。
「どんな商品やサービスを望んでいるのか?」が何となくおぼろげで
言葉できちんと説明できないという場合も多々あります。
「この人に下手に相談したら何か売り付けられそうだ」と思ったら、
やっぱり言葉にして語ってはもらえません。
あるいは、口に出している言葉の裏にある言外の意をきちんと
汲み取らないと、出先で「ぶぶ漬けお上がりやす」といわれて、
「ではいただきます」と喰ってしまうようなことになります。
で、どうすればいいのか?
このメルマガを読まれている方は、ほとんどが地元に密着した仕事を
しておられますから、この本が役立つかと思います。
・なぜ御用聞きビジネスが伸びているのか(藤沢久美/ダイヤモンド社)
「御用聞き」です。お客様との接点を、どんなしょうもない接点でも
意識して増やしていきます。
そうすることで、言葉で表現しにくい(どころか自覚していない)
ニーズを汲み取ることもできるようになりますし、お客様に信頼も
してもらえます。
そうなれば、自分自身では思いもよらなかった事をお客様が教えて
くれるようになります。
私はこの本を買った覚えがないので、たぶん前に妻が買ったのだと
思いますが、中身がミッチリ詰まった良書です。
一回通読しただけではもったいないので、気になる章(全10章)を
繰り返し読まれることをオススメします。
・なぜ御用聞きビジネスが伸びているのか(藤沢久美/ダイヤモンド社)
◆シンプルすぎる要約◆
お客様との接点を意識して増やしていく、そして謙虚に耳を傾ける。
それができる人とできない人の差は致命的に大きくなります。
・なぜ御用聞きビジネスが伸びているのか(藤沢久美/ダイヤモンド社)