「オバマ大統領が宇宙人の存在を公言」したって本当?
ガセネタ」の見抜き方を知っておくと、信憑性のない情報に惑わされずに済みます。この記事で7つの方法を学びましょう。
ちょっと前にこういう記事を見付けました。
ここに書いてある1~7を常に心に留めておけば、ガセネタを誤って広めてしまう心配は絶無になります。実践できれば、ですが。
まず一番肝心で一番難しいのが
「1.怪しいと思ったら、まずはストップ!」
これが難しいのです。この記事にも書いてある通り、
人は、自分の願望や日頃考えていることに沿った情報だと、無批判に受け入れてしまいがちです
現に私も「ヤフーのID・パスワードが流出した」というガセネタを疑いもせずにメルマガで流布いう大失態を犯したことがあります。
※翌日にお詫びと訂正をしましたが。
2~6もぜひやってください、という話ですが、一気に難易度が跳ね上がるのが
「7.海外ニュースの誤訳に注意する」
たとえば、こういうブログ記事がありました。
どちらも海外のニュースサイトが掲載した同じ記事を元に書いていますが、上は本物扱いで下はネタ扱いです。
がんばって原本に当たってみますと、
・Obama Admits Aliens Secretly Running The Government
最終段落には
"Sorry, I just couldn't help myself,"
とあり、これは
「申し訳ない、笑いを我慢しきれなくてね」
くらいに訳すのが適当でしょう。なので、オバマ大統領は真顔で大ボケをかましていたと解すべきです。
...いや、おかしい。コメント欄をザッと流し読みすると、
「このブログ自体がジョークサイトだ」
と書いてあります。
ほかの(意味が取れる)記事を読むと、
・共和党の審議拒否のためワシントンD.C.で深刻なオレオ不足が!
...ナンダコレハ? このノリには見覚えがある。何かこんな感じ。
これって、アメリカ版の虚構新聞じゃないか!
というわけで、オバマ大統領が「世界は宇宙人に支配されている」などと演説したという記事はジョークでした。
※4月1日でもないのに演説でジョークを飛ばす理由がないし。
海外ネタまで追い掛けるのは難易度が跳ね上がりますので、慌てて飛び付かない、というのがガセネタを広めてしまわない一番の安全策でしょう。
そもそも、裏も取らずに慌てて広めないといけない情報ってそんなにありますか? という話です。
※むしろ、人の生き死にに関わる話こそ裏取りが必要。