真っ当なSEO施策だけを選び、無駄な時間と費用を省きましょう
SEO代理店に騙されたり、無駄な施策をおこなったりしないで済むように、SEOの真実を知りたいと思いませんか?この記事では、SEOに関する最新の情報やノウハウを分かりやすく解説しています
目次
先日、SEOに関するこんな記事がありました。
※上記ページでは「SEO代理店」と書いてありますが、原文を読むと「SEO業者」と訳す方が正しそうですので、「SEO業者」と表記します。
この記事に書いてあるSEO施策を見ると、真っ当なもの・無意味なもの・SEOスパムが入り混じっています。
記事では区別がされていないように思われますので、紹介されている施策の善し悪しを1つずつ検討していきます。
URLに複雑な構造を付け加える
下記URLの後ろの方を見比べてください。
・元々のURL
https: //www.tinloof.com/services/frontend-development
・変更後のURL
https://www.tinloof.com/services/web-development-services/frontend-web-development-company
元々のURLに比べると変更後のURLは、カテゴリー分けがされた上に、キーワードが追加されています。
GoogleSEOでは「URLにキーワードを含めても上位表示の役には立たない」というのが常識になっています。
また、よほどの事がない限り、既存のページではURLを変更しない事が望ましいです。
この施策は手間がかかるだけで実益はないと言えます。
内部リンクで関連記事同士をつなぐ
ブログ記事の下に「この記事を読んだ方はこんな記事にも興味を持っています」みたいな文言が載っていて、いくつかのブログ記事へのリンクが載っていることがあります。
これは真っ当で効果的な施策です。
ただし、関連記事を載せすぎると、かえって読まれなくなるようですので、5つ以内に収めるのが無難でしょう。
関連するブログ記事から商品ページにリンクを貼る
これも真っ当で効果的な施策です。ぜひおこなってください。
専門分野に関するページを素人が量産する
たとえば、ご自身の専門分野について、素人のライターに記事を量産してもらったとします。
良心的なライターでも、その分野についてGoogle検索で調べた結果をまとめる記事しか作れないでしょう。
ヒドいライターならChatGPTに丸投げした記事を提出してきそうです。
AIに書かせた記事をそのまま載せるのは、SEOスパムになる恐れが多々あるので危険です。
同じサービスに対して異なる文言で別のページを作成する
ある商品やサービスを、「30代の主婦」と「後期高齢者の男性」とにオススメする場合を考えてみます。
1つの記事で両方の層にアピールするのは難しいので、それぞれの層に向けたページを作る方が良いでしょう。
ただ、記事に書いてあるとおり「ページ数を増やすと管理の手間がかかる」のは確かです。
値上げや仕様変更などがあった時に書き換えるページ数が増えますので。
その手間に見合う売上アップが期待できなければ「やらない」という選択肢も有り得ます。
外部リンクを購入する
上位表示のために、よそのサイトからのリンクを購入するのは完全にSEOスパム行為です。絶対に止めましょう。
運が良ければGoogleに被リンクを無視されますが、運が悪ければペナルティーを喰らって順位を大きく下げられかねません。
※参照:リンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報
JSON-LDでページ内容についての情報を書く
これは、Googleがオススメしている方法ですので、正しい手順でおこなえば効果的です。
ちなみに、JSON-LD(ジェイソン エルディー・JavaScript Object Notation Linked Data)は、色々なデータをプログラムが扱いやすい形で書くための書式です。
たとえば「コーヒーケーキのレシピを紹介するページ」の場合は、このように書きます。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org/",
"@type": "Recipe",
"name": "Party Coffee Cake",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "Mary Stone"
},
"datePublished": "2018-03-10",
"description": "This coffee cake is awesome and perfect for parties.",
"prepTime": "PT20M"
}
</script>
特に、多くの商品・サービスを取り扱うホームページでは、この設定をしておくことで商品ページが検索結果に出やすくなることが期待できます。
構造化マークアップをおこなう
構造化マークアップには、先に紹介したJSON-LDのほかに、Microdataという方式があります。
Microdataは、ページ内のHTMLタグに「このタグは●●について書いてあります」という記述を追加していくやり方です。
個々のタグ内に、次のように書き込んでいきます。
<section >
<h1 >パーティーコーヒーケーキの作り方</h1>
<ul>
<li >公開日:2018年03月10日</li>
<li >著者:メアリー・ストーン</li>
<li >調理時間:20分</li>
</ul>
<p >
このコーヒーケーキは素晴らしいのでパーティーに最適です
</p>
</section>
Googleは構造化データをJSON-LDで書くことをオススメしています。
しかし、載せている情報に変更があった時に、本文とJSON-LDの2箇所を書き換える必要があります。
そのため、画面には表示されないJSON-LDの方を変更し忘れる恐れがあります。
1箇所を書き換えるだけで本文と構造化データの両方が更新されるようになっていれば別ですが、そうでない場合はMicrodataを利用する方が無難でしょう。
ネット上で書かれていたり、SEO業者が提案してきたりするSEO施策には、このように
- 真っ当なもの
- 無意味なもの
- SEOスパム
が入り交じっています。
気づかずに無意味なSEO施策をおこなってしまうと、時間と費用の無駄遣いになります。
誤ってSEOスパムをおこなってしまうと、最悪の場合、今あるホームページとドメインを捨てて、一からやり直す羽目にもなりかねません。
そうならないようにするためには、まともなSEO施策かどうかを見分ける必要があります。
とはいえ、それが簡単にできるなら冒頭で紹介した記事のような悲劇は起こりません。そこで、
「無意味な施策やSEOスパムではなく、真っ当なSEO施策だけをおこないたい」
「自社ホームページでどんなSEO施策をすれば良いかわからない」
という方のために、当会ではSEOのサポートとアドバイスをおこなう「SEOブートキャンプ」を用意しております。
サービス内容など詳しくは下記ページをご覧ください。
残念ながらSEO代行業者がおこなう施策でも、このように無意味な施策やSEOスパムが混じっていることがあります。
ご自身でノウハウを検索しながらSEOをおこなう場合はなおさらでしょう。
「今おこなっている自社ホームページのSEOは問題ないだろうか?」
という疑問や不安をお持ちの方は、下記フォーム・LINE公式アカウントからお寄せください。