12月14日、SEOスパム業者のメシの種が1つ消滅した模様です
ヤフーが「虫眼鏡SEO」業者に制裁措置、関連検索ワード表示を削除。検索結果の品質向上に取り組みました。
「虫眼鏡SEO」という言葉を聞いたことはお有りでしょうか?
ヤフーで(たとえば)「鳩山由紀夫」と検索してみてください。
・ヤフー検索画面
すると検索結果の画面の上に、虫眼鏡マークと
> 鳩山由紀夫 ツイッター 鳩山由紀夫 学位論文 鳩山由紀夫 眉毛 鳩山由紀夫 辞任
というリンクが表示されます。(2010年12月18日時点)
このように、ある語句で検索した時に「多くの人がセットで検索
している語句」を表示してくれる機能がヤフーにはあります。
そして「鳩山由紀夫 ツイッター」というリンクをクリックすると、
「鳩山由紀夫 ツイッター」の検索結果が表示される次第。
同じような機能はグーグルにもありますが、ヤフーの場合は「結構
簡単に操作できてしまう(俗にいう虫眼鏡SEO)」という問題点が
前から指摘されていました。
つまり「整体」で検索する人に自分のホームページを見てもらいたい
と思ったほげほげ整体院の人がいたとしましょう。
SEOスパム業者に依頼して、ヤフーで「整体」を検索したページに
「整体 ほげほげ整体院」と表示させることもできちゃったわけです。
12月09日までは。
12月10日、今までずっとSEOスパム業者の草刈り場になっていた
虫眼鏡マークにヤフーの大なたが振り下ろされました。
・Yahoo!検索の品質向上に対する取り組み
虫眼鏡SEOが横行していた検索語で検索すると、品質向上というか
「虫眼鏡がゴッソリ消えました」。何じゃそりゃ?
そして12月14日。
・ヤフー、「虫眼鏡SEO」業者に制裁措置、インデックスから削除
会社名で検索しても「site:ドメイン名」で検索しても。
上記記事を読みながら飲むコーヒーは大変美味しゅうございました。
上記の記事にもありますが「虫眼鏡SEO」と呼ばれていたものの
実質は真っ黒のSEOスパム行為です。
ヤフー側からすれば虫眼鏡SEOスパム業者なんぞは
・サーバーに過大な負担をかける上に、
・検索補助機能を使い物にならなくしてくれる
ゴミ以下の存在でしかありません。
そしてもう一つ、ヤフー検索スタッフブログにはこうあります。
> このようなスパム行為に関しては、実際にスパム行為を行なって
> いる企業(実行者)だけでなく、当該企業に依頼を行なっている
> 各サイト(依頼者)に対しても何らかの措置を検討する場合が
> ありますのでご注意ください。
頼んだ側も下手をすると検索結果に一切でなくなったり、ヤフーから
「裁判所へのお誘い」が届いたりするかもしれません。
前回の「Jwordモバイル」もそうですが、美味しすぎる話には
裏があると思っていただくくらいでちょうど良いです。
◆シンプルすぎる要約◆
SEOスパム業者の「美味しいばかりの話」にはくれぐれも
引っ掛からないようにご注意ください。
「知らなかった」では済まされません。