だから前から「メールの一斉送信にBCCを使うな」と言ってるのに
BCC」の使い方に関する注意点と、BCCを使った一斉送信の危険性を紹介しています。失敗例や配信ソフトの紹介もあります。
息子と友達との会話を聞くとはなしに聞いていると...。
息子「おまえ、●●とか××とかと仲がいいねんな」
友達「なんで分かった!」
息子「この間お前から来たメアド変更メールの送信先に、●●と
××のメアドが入ってたし」
特にスマホでメールをポチポチ書いている人には、同じ文面を大人数に
一気に送る時に「TOとCCとBCCの違い」なんて意識しないようです。
画面が小さくて差出人の所がどういう表示になってるか見えないし。
本来の使い分け方はこうです。
- To:メールを読んで返事をください。
- CC:参考までに目を通しておいてね。あなたに送ったことは他の送り主も知ってますよ。
- BCC:参考までに目を通しておいてね。あなたに送ったことは他の送り主は知りませんよ。
で、受け手が「他の誰が同じメールを受け取っているか」を知ることができないBCCを一斉送信に使う人が昔から多いのですが。
この方法の最大の欠点は「いつか必ず間違ってCCやTOに送信先メールアドレスを貼り付けて送ってしまう」点にあります。
実際、そういう失敗をしてしまって新聞沙汰になっています。
そして、先日、とある団体の広報担当者がやってしまいました。
・タリバンがBCCをCCでメール、送信先の400名が明らかに
送った内容は「最新の活動を紹介するプレスリリース」ですが、この場合に問題なのは「誰に送っているか」です。基本的にはタリバンのシンパや影ながらの応援者(スパイとも言う)なんじゃないかと想像できます。
で、400人にCCでメールを配信してしまったら、誰か一人が公表したらメールを受け取る400人全員の素性がばれてしまいます。
普通の会社や役所なら、最悪でも記者会見を開いて平謝りすれば済むでしょうが...。
もちろん、BCCを使った一斉送信の危険性を知っている会社や団体なら、こんな事はしません。メルマガ配信用のソフトやネット上の配信サービスを使います。
※もちろん、当メルマガもサーバー設置型のメルマガ配信ソフトを使って配信しております。
メルマガというほどでなくとも、複数の方に同じ文面のメールを何度も配信する方は、メルマガ配信ソフトを使いましょう。
・MailDistributor
本格的にメルマガを始めたい方はこっち。
・アイ・メール
有名で安いところは迷惑メール配信業者に荒らされているため、迷惑メール扱いされやすくなり、オススメしません。
◆シンプルすぎる要約◆
件の大ポカをやらかした広報担当者は無事なんだろうか...。
事の重大さからして降格くらいで済むとは思えない。