就活生がデザインや情報が古いホームページを見ると
情報やデザインが古いホームページは、見る人に不安感や不信感を抱かせることが就活生向けのアンケート調査で明らかになりました。自社ホームページを新しい状態に保つようにしましょう。
目次
先日、デザインが古くなったホームページを使い続けるのは、見る方に不安を与えるので良くないという話を書きました。
これに関する興味深いプレスリリースを見つけたので紹介します。
就活生の9割は、デザインや情報が古いHPに悪印象を持つ
こちらは就職活動中の大学生1,030人に実施したアンケートをまとめたもので、その中に「デザインや情報が古いことによる志望度への影響」という項目があります。
ホームページのデザインや情報が古いと、その会社への就職志望度に影響するのかどうか、就活生はどう答えたのでしょうか。
- 「とても影響する」26.7%
- 「やや影響する」61.1%
- 「影響しない」12.2%
あわせて9割近くが、ホームページの情報やデザインが古いと、会社への関心や志望度が悪い影響があると回答しました。
アンケートに答えた学生のコメントも掲載されているので見てみましょう。
デザインや情報が古い会社HPに対する就活生の回答
「影響する」と回答した人の意見
- 採用ホームページのデザインや情報が古いということは、採用に関してあまり重きを置いていないのではないかと考えてしまう。 <理系男子>
- 採用にあまり力を入れていないという印象を受けて、新卒に対する待遇や社風について不安を感じる。 <文系女子>
- 企業の顔ともいえるような採用HPに手が回らないほど、業務が切羽詰まった状態なのだろうかと不安になる。 <理系女子>
- 情報が更新されないと時代の変化に追いついていない、採用に力を入れていないと考える。 <文系男子>
- 企業情報が古いことで、時代の波に乗り切れていない印象。また情報が更新されないことで、最近の社員の働き方のイメージを掴むことが難しい。 <理系女子>
- IT通信系の業界を見ていたので、会社の「顔」であるホームページに力を入れていない企業は、どうなのかと思うこともあった。 <文系男子>
- デザインが古いと会社のシステムも古いのではないかと思う。 <文系女子>
「影響しない」と回答した人の意見
- 求めている情報がわかればデザインは気にしない。 <文系男子>
- 虚偽の情報ではない限り、影響はない。 <文系女子>
- 内容が重要でありデザインの新しさは不要。 <文系男子>
「影響する」と答えた方の意見を読むと、デザインや情報が古いままのホームページは不信感や不安感を刺激するようです。
「HPが古くても志望度に影響しない」と答えた人の真意
残り1割の方は、特にデザインを気にしないと答えています。
しかし回答をよく読むと、「影響しない」のはデザインの古さであって、必要な情報は掲載していないと困るようです。
確かに、就活生は
- 就活に必要な情報を得るため
- ここに就職して大丈夫かどうかを判断するため
にホームページを見ているのに、
- 企業説明会の案内が載っていると思ったら5年前のものだった
- 会社案内に載っている役員が退職していた
と、古い情報が更新されないまま載っていては、「この会社に就職して大丈夫かな」という懸念を抱いてしまいます。
就活生にこういった懸念を抱かせないためには、自社ホームページで
- 掲載している情報を最新に保つ
- デザインを新しくする
といった施策が必要だと言えます。
そして、見る方にホームページの情報やデザインを吟味されるのは、就活生向けのホームページだけでなく一般のホームページでも同じです。
ホームページの見た目や情報が新しくなっていないと、自社の専門分野に関する技術や情報もアップデートされていないように思われるのではないでしょうか?
HPを見る方に良い印象を持ってもらうにはどうすべきか
ここまで書いてきた事を踏まえて、必要な対処を挙げていきます。
古い情報を削除・更新してホームページの情報を最新に保つ
ホームページに載せている情報はできる限り最新に保ってください。
特に、様々なホームページを見てきた経験では、下記の項目は更新し忘れることが多いです。
- 商品やサービスについての情報(料金の改定など)
- 営業日時
- スタッフ紹介
- アクセスページに載せている目印になる建物
「HPを更新している」ことをアピールする
「特に更新するような項目が思い当たらない」という場合もあるでしょう。
そんな方は、「今月の休業日」や「年末年始・ゴールデンウィーク・お盆の臨時休業」など、ちょっとしたお知らせで良いので載せていきましょう。
「お客様の声」をお寄せいただいたり、「新商品・サービス」を開始したりする際は、ぜひ載せてください。
そうすることで、「弊社はお客様のことを考えてホームページを運営しています」というアピールにもなります。
スマートフォン対応ができていないなら対処する
スマホでHPを見る人の割合が、パソコンで見る人の割合を超えたのが10年前(2014年)です。
ほとんどのスマホユーザーにとって、スマホに対応したホームページが当たり前になっています。
そんな人がパソコン用ホームページがそのままスマホで表示されているのを見たら、かなりの確率で前のページに戻ってしまうことでしょう。
スマホに対応したホームページに新しく作り替えるか、今のホームページをスマホ対応させるかのいずれかが良いでしょう。
当会ではホームページのリニューアルや、既存のホームページをスマホ対応させる「HPスマホ対応サービス」を承っております。
スマホ対応がおこなえるホームページかどうかの診断などもいたしますので、どうぞご相談ください。
SSL対応ができていない場合も今すぐ対処を
SSLという「パソコンやスマホとインターネットのサーバーとを繋ぐ経路を安全に保つ仕組み」も、今や導入が当然となっています。
そして、SSLに対応していないホームページにアクセスすると、たとえば iPhone の safari ではアドレス欄に
【安全ではありません】
という警告が出ます。
パソコン版Google Chromeの場合、アドレス欄に表示されるのは
【保護されていない通信】
という警告です。
こういう表示を目にした人が「何これ、怖い!」と前のページに戻ってしまっても無理はありません。
今すぐにSSL対応をおこなうことをオススメします。
SSL対応をご自身でされるための手順と、当会に代行する際の料金などを下記ページに掲載しております。
SSL対応をお考えの方はご一読ください。
ホームページのデザインを一新する
WordPressで作ったホームページをお持ちで、管理画面の左メニューに【外観】という項目があれば、ご自身で新しいテーマを導入することができます。
具体的な手順は下記の記事に載せておりますのでご参照ください。
WordPress以外を使ったホームページをお持ちの場合などで、デザインを一新したいという方は、当会でもリニューアルを承ります。
ホームページの外観とは直接関わりませんが、表示される速度が遅いのも悪印象を与えます。
多くの調査では「表示に3秒以上かかると前のページに戻ってしまう」人が激増するとされています。
いつの間にかホームページの表示が遅くなっていることもありますので、Googleの「PageSpeed Insights」で表示速度をチェックしてみてはいかがでしょうか?
これでスコアが50を切っているようなら改善する必要があります。
どこが問題なのかを表示してくれますので、指示に従ってホームページを改善してください。
「改善点を見てもよくわからない」
「自分では手に負えなさそうだ」
という場合には、当会で表示速度の高速化を承ります。
自社ホームページを見る方に、放置された印象ではなく良い印象を与えられるように、できる限りこまめに掲載する情報を、そして必要に応じて外観も新しくしていきましょう。
ホームページの外観や内容についてのご相談は、このメルマガへの返信や、下記フォーム・LINE公式アカウントで承っております。