検索結果に自社HPが一切出てこなくなった
検索エンジンからの除外設定がされているか確認方法と、除外設定を解除する方法について解説。自社ホームページが検索結果に表示されない場合には要注意。詳細な手順や各ツールの設定方法も。
目次
新しいホームページを作って、元のサイトから移転して1ヶ月以上も経ちますが、全く検索結果に出てきてくれません。
お客様からこんなご相談をいただきました。
調べてみると、「○○市 整体」のような検索語だけでなく、屋号で検索した時さえ、全く検索結果に出てきません。
もしやと思って、ホームページを開き、HTMLソースを見ると、こんなタグがあります。
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
これは
「このページは検索結果に載せず(noindex)、ページ内のリンクも参考にしない(nofollow)でほしい」
という意味ですので、この記述を消していただくよう連絡しました。
その数日後には、この方のホームページが検索結果に返り咲いております。
新しいホームページを作っている途中に、作りかけのページが検索結果に出ないようにと、このタグを入れることは珍しくありません。
しかし、ホームページを公開する時点で、このタグを消しておかないと、ホームページが検索結果から消えてしまいます。
本来あってはならないミスなのですが、まれに起こることがあります。
もしも「自社ホームページが検索結果に一切出ない」という場合は、検索結果に出ない設定がされていないかをご確認ください。
検索エンジン除けがされているかの確認法
自社ホームページをブラウザで開いてから、画面上でマウスの右ボタンをクリックします。
出て来たメニューの中から
【ページのソースを表示】
をクリックしてHTMLソースを表示させます。
その状態で、キーボード左下の【Ctrl】を押したまま【F】キーを押すと、検索窓が出てきます。
その検索窓に
noindex
という語句を入力して検索してください。
これで「noindex」という語句がどこかに見付かりましたら、検索エンジン除けの設定がされています。
検索エンジン除けHTMLタグの削除方法
「noindex」と書いてあるHTMLタグが出てきましたら、以下の方法で削除します。
WordPressの場合
- WordPress管理画面の左メニュー【設定】→【表示設定】をクリックします。
- 一番下の項目【検索エンジンでの表示】欄のチェックを外します。
- その下の【変更を保存】をクリックします。
All in One SEOプラグインで設定されている場合もあります。その場合は下記の手順でご確認ください。
- WordPress管理画面の左メニュー【All in One SEO】→【検索の外観】をクリック。
- 「コンテンツタイプ」「タクソノミー」で、各項目の【検索結果に表示】を「はい」にして【変更を保存】します。
Movable Typeの場合
Movable Typeにはクリック1つで noindexタグを追加・削除する機能がありません。
個々のページで上記のHTMLタグを追加してあるか、【デザイン】→【テンプレート】のテンプレートモジュール【HTMLヘッダー】に追加してあるかのどちらかです。
どちらの場合も、書いてあるHTMLタグを削除してください。
ホームページビルダーの場合
- ホームページビルダーを起動させて、自社ホームページを開きます。
- 編集画面の左上にある【SEO設定】をクリック。
- 出てきたメニューの【ページのSEO設定】をクリックします。
- 【ページのSEO設定】画面が出てくるので、画面下の【検索対象】欄に入っているチェックをすべて外します。
- 画面下の【OK】ボタンをクリックします。
Wixの場合
- サイトダッシュボードの SEO ツールにアクセスします。
- 「SEO 基本設定」をクリックします。
- 「検索エンジンにサイトをインデックスさせる」のトグルをクリックし、有効にします。
- 「続行する」をクリックします。
Jimdoの場合
Jimdoでは、Jimdoクリエイターの Businessプラン以上を利用している場合のみ、検索結果に表示させない設定が行えます。
- Jimdoアカウントにログインして、編集したいホームページを選択します。
- 【編集】をクリックして、クリエイターサイトの編集画面に移ります。
- 管理メニューから 【パフォーマンス】 >【基本設定】 > 【SEO】 へ移動し、各ページタブを開いてください。
- 【高度な設定】の部分までスクロール。
- 無効にしたい項目のチェックボックスのチェックを外します。
- 【保存完了】をクリックしてください。
それ以外にも、 サーバー上に設置してあるrobots.txt というファイルに
User-Agent: *
Disallow: /
という記述をしてGoogleの検索結果に出なくする方法もあります。
同じくサーバー上に設置してある.htaccess というファイルに
Header set X-Robots-Tag noindex
という記述をすることで、Googleの検索結果に出なくすることもできます。
こういう場合は、個々のページのHTMLタグを見ても分かりませんので、FTPソフトを使ってサーバーの中を調べなければいけません。
検索結果にホームページは出てくるが順位が低い場合
一方、特定のキーワードでの検索順位が低い場合は、上記の方法は関係ありません。
順位が上がらない原因を検討して、対策を取る必要があります。
屋号などで検索しても自社ホームページが全く出てこないが、どうすれば良いかわからないという方はご相談ください。
当会では、ホームページが上位表示されない理由を探り出して改善できるようになるSEOブートキャンプを提供しております。
ご自身で問題点の洗い出しができるチェックリストで要点を簡潔にまとめてありますので、今後ご自身で検索エンジン対策を行なうための知識が身に付きます。
分からない部分やチェックリスト以外で気になる点などを自由に質問していただける6ヶ月間のメールサポートもございます。
どうぞご検討ください。
どんな場合でもそうですが、問題解決や事態の改善のためには「どこに問題があるのか」を正しく掴まなくてはいけません。
- 検索順位が低い場合:
→HPの内容や被リンクなどが不十分 - 検索結果に一切出て来ない場合:
→HPやサーバーでの設定がおかしい - ホームページが表示されない場合:
→マルウェアに感染している
→WordPressに不具合が起きている
ホームページに関して何かお困り事があって、どうすれば良いかわからないという場合は、お気兼ねなくご相談ください。
下記フォーム・LINE公式アカウントから承ります。