今後の利益を確保するためにかつての稼ぎ頭を切り捨てられるか
米プレイボーイ誌が「服を着ていない女性の写真」を載せなくなる理由とは?ビジネス戦略の変化に迫る一文。
朝日新聞の記事によると、米プレイボーイ誌が2016年3月号から
「服を着ていない女性の写真」を載せないようにするそうです。
・「もう●ー●は載せない」 米プレイボーイ誌宣言の裏側
:朝日新聞デジタル
自動車が「自動車から手を引きます」というくらいの衝撃です。
別にプレイボーイ誌に思い入れはありませんが、
「え、それって御社の稼ぎ頭どころかアイデンティティじゃ
ないんですか? 止められるんですか? 止めていいんですか?」
という気分になります。
ただ、上記の記事によると、ヤケクソとは対極の計算があっての
決断のようです。
1.「服を着ていない女性」の写真もビデオもネット上では
いくらでも無料で見られます。
そんなのに対抗するのは不毛です。
2.プレイボーイ社の稼ぎ頭は、雑誌の販売ではなく、ブランドの
ライセンス事業になっているとのこと。
「服を着ていない女性」にこだわって「女性を食い物にしている」
という汚名を受けるのはライセンス事業の足を引っ張りかねません。
3.プレイボーイのホームページでは、すでに「服を着ていない女性」
の写真を載せないようにしています。
その結果、アクセスは激増、閲覧者の大幅な若返りと大成功でした。
...と理屈を並べると、無関係な第三者にとっては「なるほど」です。
しかし、いくら営利企業とはいえ、創業からずっとメインの
コンテンツであり続けたものを廃止するのは至難の業です。
※機関投資家が大株主になって大ナタを振るえば別でしょうが。
すべての会社やお店が、このようにかつての稼ぎ頭を廃止できるか、
というと、思い入れや企業理念が絡むので、簡単にはできないでしょう。
しかし、たまには今何で収益を上げているかを見直すことは大切です。
※一部、回りくどい表現がありますが、迷惑メール扱いされない
ための苦肉の策ですのでご理解ください。
◆シンプルすぎる要約◆
当「地元密着なび」も、主力サービスは色々と変遷しています。
仕入れも在庫もないため、反響がなくなった商品・サービスは
廃止ではなく開店休業となっておりますが。