天下一品の社長による無料セミナーに行ってきた話2
あがりゃんせ」というスパリゾートを作った天下一品の社長が、大手コンサルに相談するものの、若者の提案に怒りクビするという逸話。経験値が高いわけでもないひよっ子の研修をさせてやった上に、コンサルティング料金まで取られる結果に。私も経験と満足度100%の講義を提供しています。
前の記事ではラーメン半額券をもらった話しか書いてませんので、もっとまともな話も書きます。
天下一品が滋賀県大津市に「あがりゃんせ」というスパリゾート(スーパー銭湯?)を作った時のことです。
ラーメン屋とは全くの異業種なので、某大手の経営コンサルティング会社にコンサルティングを依頼したのだそうです。
※ちなみに私は、大手コンサルと言われても「マッキンゼー」と「船井総研」しか思い浮かびません。
来たのは社長の孫くらいの20代の若者。どうみてもどこぞの大学を出てすぐの新人です。もちろん、若かろうがスーパーサイヤ人だろうが、コンサルタントとして役に立ちさえすればいいのです。
いいのですが、現実はと言うと…。
「畳を敷いてみんなが座れるようにしましょう。」
→それやと風呂上りの人が休まれへんやないか。
お客様に雑魚寝せぇっちゅうんか!
ふざけんな、リクライニング座椅子を置け!
とか何とか。名誉毀損になりかねないので多くは語ってませんでしたが、最終的に「あがりゃんせ」で得たノウハウをよそに教えたのが分かった時点で社長ぶち切れ。
おまえはクビじゃ!! 二度と来るな!
大手コンサルタント会社のコンサルといっても、実態は会社から給料をもらっているサラリーマンです。何をするにも自分の懐から身銭を切らないといけない社長や自営業者とはそもそも違います。(制度上はともかく、オーナー社長にとっては会社の金≒自分の金です)
この辺の違いは、自分の金で部下を雇う&養う必要があった戦国武将と、国が兵隊をかき集めて給料も払ってくれる軍人将校との違いにも似ています。
実際、戦国武将はできる限り部下を無駄死にさせないようにしていました(下克上の時代ですし)。中世イタリアに至っては傭兵vs傭兵の戦争なので、ほぼ出来レース。
見た目はハデでも死人はほとんど出ないという有様。
一方、近代軍隊の将校はといえば、自分自身が国に雇われている身分です。自分が身銭を切って雇っているわけでもない部下がいくら死んでも懐はまったく痛みません。
だから、20世紀の戦争は桁違いに戦死者が増えたのです。
16世紀------160万人
17世紀------610万人
18世紀------700万人
19世紀-----1940万人
20世紀--1億0780万人
脱線話はさておいて、身銭を切って仕事をしているわけでもない、経験値が高いわけでもないひよっ子の研修をさせてやった上に、コンサルティング料金まで取られたのではたまったものではありません。
私も「1日マンツーマン出張講義」と称して出張コンサルティングサービスを提供しております。
今のところ全員にご満足いただいておりますが、これからも満足度100%を維持し続けたいと思っております。ご満足いただいて何度もご依頼いただきたいですし、他の方にご紹介いただきたいですから、是が非でも先生のお役に立ちます。
◆シンプルすぎる要約◆
大事な相談をする時には相手を選びましょう。