●「誰が言っているか」で受け取る側の解釈が変わる件
アンケートページのミスによるやり取りから、誤解を招かないように注意することの重要性が浮き彫りになります。誤解を招かないように行動することで、周りの人々から好意的に評価されるかもしれません。
4月4日のメルマガで以下の記事を書きました。
・抽選で20名様に「メール術」のサイン本をプレゼント
メルマガを配信して81分後に東京の某先生から次のよ
うなメールをいただきました。
> 今日のメルマガのアンケートですが、あれ、会社員とい
> うことにしないと、自動的に抽選対象から外れそうです
> ね。
>
> どこにも「会社員」対象とは書いてありませんが、抽選
> で当たる、に飛びついて答えても、自営業ですとメール
> アドレスを入れる必要が無いということになってます。
>
> つまり、当たっても連絡できない=当たらない、という
> ことですね。メール関係の教育セミナーを依頼してくれ
> そうな会社探しなんでしょうか。
え?
自営業ですとメールアドレスを入れる必要が無い?
あれ? そんな設定あったかしら? …あ、心当たりが!
というわけで某先生(とアンケート主催者の平野さん)
に返信をば。
> アンケートについてですが、Q12~14のみがリーマ
> ン向けの設問で、その後の氏名やメアドなどは全員必須
> なのです。
>
> 主催している平野さんは、リーマンしかプレゼント対象
> にしないとかそんなセコイ人ではありませんので。
>
> ただ、誤解を招く回答ページであることは間違いないの
> で、平野さんには並び順を改めた方が良いとメールして
> おきました。
しかし問題は解決していなかったのです。
> では、タイプミスかもしれませんが、
> こんな感じです。
>
> 会社勤めの方のみお答えください。(そのほかの方は、⇒Q17へ)
> Q15: お名前
> Q16: メールアドレス
> Q17: 性別
>
> Q17に飛ぶと、名前とメアドがスルーされます。
> (添付ファイル参照)
>
> これみたとき、
> てっきりこれに気がつくかどうかを見るテストかと思いましたよ。
どわっ! 某先生(と平野さん)に返信をば。
>…これどう考えても「Q15」のタイプミスです。
さらに某先生から返信が。
> それはさておき、こういうミスは、
> その人を知っていて好意的である人が読めば、
> 「タイピングミスがあった」と取るところです。
> その人を知らない人が読む場合だと、
> どういう裏があるのだろうかと勘ぐるわけです。
>
> 同じものを見ても解釈が全く違うという、ひとつの例ですね。
> ですから、私たちがサイトを作るときも同じことで、
> 言い回しひとつでも取られ方によれば悪く考えられてしまうわけです。
> ひとごとだと思わずに注意することにします。
ここまで裏読みする方はそうそういないように思います
が、それでも、好意的に解釈するかそうでないかという
のは「その人をどう評価しているか?」に拠ります。
たとえば、子供が公園で元気に遊んでいるとします。
子供を持つ人なら多分ほほえましく思うでしょうが、こ
れが「夜勤明けでへたばっている人」だったら騒音の元
でしかありません。
あるいは、「オオカミが来るぞ」と日頃からウソばっか
り言っているオオカミ少年と、灰をまくだけで桜の花が
咲くような正直じいさんとでは、同じ事を言っても周り
の人の受け取り方は全然違います。
まずは誤解を招かないように注意するのは当たり前とし
て、何かのミスをしでかした時でも良いように解釈して
もらえるように心がけたいものです。
ちなみに、件のアンケートページは元々
・全員必須の項目
・勤め人のみの項目
・全員必須の項目
という並び順だったのが、私がメールを送って1時間後
には並び順がこう変わっていました。
・全員必須の項目
・勤め人のみの項目
・ビジネスメール実態調査 2008
業務でメールを使っておられる方は、ぜひアンケートに
ご回答ください。回答された方の中から抽選で20名様に
「あなたの仕事が劇的に変わるメール術」という本が当
たります
◆シンプルすぎる要約◆
何か失敗や間違いをしでかした時に、好意的に解釈して
もらえるかどうかは、日頃の行いや言動に左右されます。
そして、あなたを知らない人にはおそらく良いようには
解釈してはもらえません。