●自分を変えずに周りを変えようとするのは遠回りです
まず己を変えよ」- 自分の未来を自ら切り開くために、他人に頼らず自身の行動で問題解決を図ろう。
「まず己を変えよ」
元ネタは下記のブログ記事です。
・とっとと世の中を動かすたった1つの心がけ+3つの理由
「世の中を動かす」と大層なことを持ち出さなくても、
誰かの僕になるのは嫌だ、自分自身の主人でありたいと
いう人にとって「まず己を変えよ」という言葉はゆめゆ
め忘れてはいけない言葉です。
たとえば、先月は売り上げが少なかったとします。
ここで「6月は梅雨で客足が伸びなかったから」とか、
「近所のお店がバーゲンセールをやっていたから」とか、
なにがしかの理由はあることでしょう。
しかし、ここで「だったら今月はどうする?」あるいは
「来年の6月はどうする?」という風に考えを進ませな
いと、廃業するまでずっと「今月は売り上げが少なかっ
た」と言い続けることになりかねません。
単に文句を言うだけだったら何も変わりません。6月が
梅雨なのは昔も今もこれからもたぶん変わりませんし、
よそのお店がいつバーゲンをやるかはよそのお店が決め
ることですから。
うちの近所の会社に最近張り紙がベタベタ貼ってありま
す。読んでみるとどうも、ある日突然、社長が全社員を
集めて「廃業します。後は弁護士に任せた」とだけ言っ
て雲隠れしてしまったようです。
しかも、どうもそこの社長は、退職金はおろか未払い賃
金をも踏み倒そうという魂胆らしいです。
…ひどすぎる。誠意の欠片も感じられません。
そう思うのは私だけではないようで、どこかの労働組合
の人も集まって、
「社長は誠意を持って話し合え」
「我々の雇用を確保しろ」
「廃業を撤回しろ」
などと会社の外壁に紙が貼りまくってあります。
私がそこの社員だったとしても、雲隠れしている社長を
引きずり出してきて、隠し財産も含めて身ぐるみはいで
やりたい気持ちになることでしょう。
しかし、赤の他人の立場で見ると考えは変わります。
経営を放り投げるような社長を説得して翻意させたとこ
ろで、明るい未来なんて期待できないに決まってます。
そもそも翻意するかどうかすら怪しいですし。
未払い賃金や退職金は何とか確保したいですが、それと
並行して、いえ、それ以上の優先度で次の仕事を何とか
確保するべく活動しないと。
> 「我々の雇用を確保しろ」
> 「廃業を撤回しろ」
どう考えてもこれは実現不可能でしょう。少なくとも、
自分の会社を放り出して雲隠れした社長に要求しても。
こうなったら自分の雇用は自分で何とかしないと。
どんな選択肢があるかは人それぞれにせよ、たいていの
人にとってはどこか他の会社(できれば同業他社)に再
就職するのが現実的な道ではないかと思います。
シュプレヒコールを挙げてるヒマはたぶんないです。
…デタラメ社長の責任をうやむやにして良いのか、と問
われれば答えに窮しますが、自分の食い扶持と生活を犠
牲にしてまで正義を貫ける人はごく少数派ですから。
というわけで、自分の正義を貫ける強さが欲しいです。
食い扶持を特定の他者に依存しなければ(脱下請け)、
少なくともサラリーマンよりは強くなれるはず。
◆シンプルすぎる要約◆
他人に文句を言う前に、自分のことは自分で何とかしな
いと自分(と家族)が困ります。
そして自分の正義を貫くには、食い扶持をきちんと確保
しておく必要があります。