●カタカナとかアルファベットとか使われても分からん
洋画のタイトルのカタカナ表記が手抜きすぎる!原題を考慮した表記を!外国語をカタカナにせず、分かりやすく!
散歩をしていたら映画のポスターが貼ってありました。
「レッド・クリフ」という映画で、三国志を描いたもの
だそうです。
「レッド・クリフ? レッド・クリフねぇ…」
レッド・クリフをアルファベットで書けば、red cliff
red →赤
cliff→絶壁
…まさか、三国志の赤壁の戦いのことか? ネットで調
べたらホントにそうでした。
お前らアホかーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
「赤壁の戦い」なら初めからそう書け!!!!!
最近(といってもここ十年くらいか?)の洋画のタイト
ルって、原題をそのままカタカナ表記にしただけの手抜
きが多い気がしませんか? 私はします。
たとえば、「ロード・オブ・ザ・リング」は原作がずっ
と前から「指輪物語」と題して出版されているのを完全
無視で原題をそのままカタカナ表記。
road→道
ring→輪
「輪っかの道? はぁ?」って感じです。
※正しくは「the load of the ring」指輪の王です。
「プライベート・ライアン」なんて予備知識がなかった
ら「ライアン君の私生活」でも描いてるのかと思うぞ。
というか思いました。まさか日本語に訳したら「ライア
ン二等兵」になるとは夢にも思いませんでした。
private→二等兵
「スカーレット・レター」なんて99%の人はスカーレッ
トの手紙としか思わんわ。もちろん私は99%の方です。
scarlet→緋色
letter→文字
ホーソーンの「緋文字」の映画化でした。はい。
でも一番ヒドイと思ったのは「レッドシャドー」です。
red →赤
shadow→影
そう、かつての仮面の忍者・赤影を作り直した映画です。
だったら「赤影」でいいだろうが、赤影で。
※ただ、これだけは「レッドシャドー」で良かったのかも
しれません。私は見てませんが見た人の評価はたいがい
酷いです。
「あんなもん赤影とは全くの別物じゃ」という評価が多
いですから。
余談はさておいて、こうやって何でもかんでも外国語を
そのままカタカナやアルファベットで書きたがる人は少
なくありません。
私が見た最悪の例では、私の学生時代の友人が開いた韓
国料理屋の看板です。何しろ韓国語だけ。
…ヲイ、大阪は一応日本やぞ。
なんで日本語で書いてないんじゃ。
と見た瞬間に突っ込んでしまいました。
在日外国人が主なお客様なら英語でも中国語でも韓国語
でもポルトガル語でもいいでしょうし、そうすべきです。
でも、対象にしているお客様がほとんど日本人(日本語
しか読み書きできない外国籍の人も含む)だったら、外
国語をそのままカタカナやアルファベットで書いたって
理解してはもらえません。
そう思っておくべきです。
ネットがらみの言葉は横文字だらけなので、私自身も書
いていて心苦しいのですが、それでもなるべく小難しい
言葉は使わないように努力しているつもりです。
分かりにくい言葉を使ったせいで、読んでほしい人が読
まない、あるいは読んでも分からないのでは書いた意味
が全くありません。
お互い十分な注意を払いましょう。
◆シンプルすぎる要約◆
外国語をそのまま書くと分かりにくいので「×」です。