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褒められない相手でも「みとめる」だけならできます

褒めることが難しい相手にも何かしら褒められるところはあるはず。そのポイントを教えてくれる一冊。

「褒めて伸ばす」
「褒めて育てる」
子育てだけではなく部下や生徒に接する時でも、良いと
ころを褒めるようにしたいものですね。
ええ、私もそうしたいんですけどね。
…けど、子供というのはどうして、ああも文句や口答え
ばっかりするもんなのでしょうか。
「こんな状態でどこをどう褒めたらいいのか教えてくれ」
と誰かに聞きたくなります。
 
 
そもそも、冷静に考えてみれば「簡単に褒められる相手」
というのは、気が利いていたり、こちらの言う事を聞い
ていたり、思いやりがあったりしているわけです。
こういう人は放っておいても勝手に伸びそうですし、わ
ざわざ伸ばす必要ないんじゃないの?
むしろ、あえて伸ばしたり育てたりする必要を感じる相
手というのは、あんまり褒めどころのない人ではないの
でしょうか? 困ったことに。
 
 
一体どうしましょ?
と思っているところで読んだのがこの本です。
みとめの3原則(木戸一敏/こう書房)
褒めどころが見付からない時には無理に褒めなくてもい
い。相手を「みとめる」だけで十分なのだそうです。
…え、褒めどころのない相手を認めるなんて無理だ?
いえいえ、「認める」のではなく「見とめる」のです。
いいところや褒めどころを無理に探す必要はありません。
単に「この人はこう思ってるのだな」と受け止めるだけ
でいいんです。
いいんです、というより、相手の言い分や気持ちを否定
せずに、そのまま受け止めることができないと、相手を
褒める事も認める事もできません。
つまり、相手を「見とめる」ことこそが、ありとあらゆ
る人間関係を良くするための第一歩なのです。
文句だけで言う事を聞かない子供も、
自発的に仕事をやる気のないスタッフも、
威張るだけで責任を取らない上司も、
理不尽に居丈高な態度を取るお客様も、
褒めなくてもいいです。
認められなくてもいいです。
まずは「見とめ」てみませんか?
みとめの3原則(木戸一敏/こう書房) 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
ちなみに「みとめの3原則」というのは
「見とめる」→「認める」→「皆富める」
という3段階のことです。
みとめの3原則(木戸一敏/こう書房)