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そんなキャッチフレーズでは何の役にも立ちません

他社と差別化するキャッチフレーズの重要性と、「バカウケ」キャッチフレーズの効果について解説する本の紹介です。

自分自身のキャッチフレーズを付けましょう、と前の記
事で書きました。
自分や自社にキャッチフレーズを付ける、といって、真
っ先に思い付きそうなのが、「自分が持っている資格を
そのまんま書く」というパターンです。
たとえば「税理士」とか「行政書士」とか「カイロプラ
クター」とか。
国家資格でも民間資格でも、苦労して資格を取られた事
と思いますので、大々的に名乗りたいお気持ちも分かり
ます。
しかし、あなたが名乗っているのと同じ資格を持ってい
る人っていったい何人いるんでしょうか?
単に「●●」という資格をキャッチフレーズにするとい
うことは、その資格を持っている大勢の人と同じ土俵で
闘わないといけないという事です。
そして、資格名だけではお客様には違いが分からないの
で、結局は、近い所とか安い所とか、そういう安直な選
び方しかできません。
 
 
あるいは、お客様にとって意味がないキャッチフレーズ。
ウィキペディアで「キャッチコピー」の欄を見ると、面
白い事が書いてありました。
ある学習塾が「習う楽しさ教える喜び」というキャッチ
フレーズを商標登録しようとして拒否されました。それ
を覆すために学習塾が裁判を起こしたのですが、東京高
等裁判所で以下のように一刀両断されています。
> 取引者・需要者は、これを、各種学校等の教育に関する
> 役務の理想、方針等を表示する宣伝文句ないしキャッチ
> フレーズであると認識、理解するにとどまり、自他役務
> の識別標識とは認識しない
要するに「習う楽しさ教える喜び」というのは教育産業
ならどこでも当てはまりそうな文言なんだから、そこの
塾とよそとを区別する役にはちっとも立ってないだろ、
という事ですね。
こんな風に裁判所に認定されるくらい「同業他社でもそ
のまま使える」キャッチフレーズでは、業界の宣伝には
なっても自社のアピールには役立ちません。
 
 
せっかくキャッチフレーズを付けるなら、ちゃんと「う
ちはこういう所なんだ」というのがハッキリ分かるよう
なものを考えて付けましょう。
それがまた難しいので、この本を参考にしながらひねり
出すのが良いかと思います。
・「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
同業他社なら誰でも、あるいは、他の多くの人や会社に
当てはまるキャッチフレーズには何の価値もありません。
自分だけのキャッチフレーズを考えてみてください。
・「バカウケ」キャッチフレーズで、仕事が10倍うまくいく