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個人レベルで大企業に勝つには「とにかくスピードアップ」のみ

大企業ではスピード感に欠けることが多く、ネットサービスなどでは特に問題となります。一方で、個人事業者や零細企業は自分の意志で行動できるため、迅速な対応が可能です。このメリットを活かして、企業が行動する時のような時間のロスをなくしましょう。

私は大企業で正社員として働いたことはありません。末端の派遣や
バイトで働いたことは何度かありますが。
正社員の仕事は零細企業(名ばかりの部長)でしかしていませんが、
それでも「上を説得しないと進まない」という経験はしています。
それに比べると自営業は「自分がやると決めればすぐ進む」ので、
その点でのストレスはかかりません。
※金がないとか人がいないとかいう問題はあるにせよ。
大企業だとどうしても動き始めるのに時間がかかるようです。
「ヤフーにいては、動けない」50万ユーザーのmixiアプリ「ぼくのレストラン」の挑戦
> あるITベンチャーに立ち上げから参画。その企業がヤフーに吸収
> 合併されたことに伴い、ヤフーに移った。
>
> ヤフーはネット業界随一のユーザーをかかえる大企業。
> 学べることは多かった。反面、スピード感に乏しかったと
> 公文さんは振り返る。
>
> 「ちょっとしたサービスも、やるかやらないかを決めるのに半年、
> 立ち上げるまでに1年かかる」
「やるかやらないかを決めるのに半年、立ち上げる前に1年」
スピードが最重視されるネットサービスでこれはあんまりでしょう。
もちろん、ヤフーにはヤフーの言い分があります。
・今のヤフーは、万が一失敗した時に失うものが多過ぎる
とはいえ、ヤフーメルマガみたいに、まぐまぐが翳りを見せてきた
2006年8月になって呑気に参入した挙げ句に、鳴かず飛ばずのままで
2010年4月に完全終了みたいなのを見ると、
> もう立派な大企業病です。
と診断してしまいたくなります。
ヤフーに限った事じゃありません。ちょっと前に取り上げた電子書籍
でも、出版社は10年前から今に至るまで「積極的に参入する気ゼロ」
です。
秋の夜長に電子書籍はいかが(2003年)
ソニーと松下が国内電子書籍端末ビジネスから撤退(2008年)
kindleなりiPadなりに、逆転不可能なレベルまで食い込まれないと
前向きには考えられなさそうです。
内部には「今のうちに何とかしないと」と思っている人は少なく
ないはずですが、社内社外で利害調整に時間がかかるのでしょう。
そう思うとやっぱり、自分の意志一つでやるやらないを決められる
個人事業者や零細企業は、その身軽さを活かすべきです。
陳腐なたとえですが、6400万年前に巨大な恐竜が環境異変で絶滅し、
小型の哺乳類や鳥類・爬虫類がその後も生き残ったように。
 
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆
自分の意志一つでやるやらないを決められるという、個人事業者や
零細企業のメリットを活かして迅速に行動しましょう。