日本一過激なコンサルタントが説く「弱者の戦略」って何だ?
根本的に間違っている弱者の戦略を栢野克己さんが解説。夢・戦略・戦術・感謝の3つを揃えなければ上手くいかないと説く。
日本一過激な小企業コンサルタント・栢野克己さんの京都セミナーに
「前日の夜中に」申し込んで、4月15日の夕方から参加しました。
私が栢野さんを知ったのは下記の本でです。
・小さな会社★儲けのルール(竹田陽一・栢野克己/フォレスト出版)
それから8年が経った先日、栢野さんのツイッターで15日に京都でセミナーを開催するという書き込みを発見。
申込ページを見るとまだ締め切られていない(みたい)。まだ間に合うなら申し込んでやれ、と申し込んだ次第です。
そのセミナーは、一言で言えば「熱くて濃い」…一言じゃないな。当初2時間の予定だったはずが、3時間近く休みなく話しっぱなし。
濃すぎるセミナーの内容をいちいち書き出していったら、まさしく限りがないので、ここでは1例だけ。
「一風堂」という博多ラーメンの有名チェーン店があります。京都市内にもありますが、いつ見ても店外で待つ人がいます。
行けば分かりますが、若い男女や家族連れがかなり多いです。店の作りもキレイですし、スタッフも元気で愛想がいい。
博多には「元祖長浜屋」という博多ラーメンのお店があります。
店は汚い、従業員は無愛想、日によって味が違う、スープがぬるいなどなど、特に若い女性には評判が悪そうとのもっぱらの意見。
ただ、ここは「魚市場のすぐそば」。体力仕事で忙しい人たちがメインのお客さんです。
私の現場時代の経験を振り返っても、間違っても小綺麗なお店には、現場仕事の格好で気兼ねなく入る事などできません。
それにちょっとの空き時間で食べに来たのに熱々のスープでは、食べるのに時間がかかります。特に猫舌の人には。
さらに急いでいる時には愛想よりも手早さです。
※ついでに「日によって味が違う」のはスープ手作りの証拠?
つまり、同じ博多ラーメンのお店でも、一風堂と元祖長浜屋とでは対象にしている方が違います。だから全くの別物になるわけです。
欲張って「デート中の若い男女」にも「ガテン系のおっちゃん」にも来てもらおうというのは、根本的に間違っているという事です。
金と人とブランドがすべて揃っている強者はともかく、金なし人なしブランドなしの弱者(=自営業者の99%以上)に必要なのは、「弱者の戦略」です。
「あれもやります、これもやります」「みんな来てください」ではなく、「商品・サービス」「地域」「お客様」を絞り込む。
絞り込みのほかにも、人・金・ブランドなしの弱者が取り組むべき事や手を出してはいけない事は山ほどあります。知りたいという方は下記の本をぜひどうぞ。
・弱者の戦略(栢野克己/経済界)
https://amzn.to/32mC9it
◆シンプルすぎる要約◆
弱者の戦略のキモは「夢・戦略戦術・感謝」の3つ。どれか1つが欠けても上手く行きません。行ったように見えても続かない。