ブログやツイッターに書いている文章は誰に読まれても大丈夫?
人気SNSミクシィやツイッターは、多くの人に見られる特徴があるが、その裏返しにはデメリットもある。過去にはミクシィの日記で犯罪を自慢したり、ツイッターでカンニングを暴露する例もあった。自分の書き込みが内輪の仲間だけではなく、見ず知らずの人にも見られることを忘れずに管理しよう。しかし、無難なことばかり書く必要はない。ただし、不適切な書き込みは控えよう。
ミクシィの日記にしても、ツイッターのつぶやきにしても、日記帳や
友達への手紙とは違い「多くの人が見られる」という特徴があります。
これは自分の言いたい事を少しでも多くの人に知ってもらいたい、
読んでもらいたいという人にとっては素晴らしいメリットです。
しかし裏を返せば、見てほしくもない連中にまで読まれてしまう
という恐るべきデメリットにもなります。
数年前にはミクシィの日記で「飲酒運転」「窃盗」「当て逃げ」
「詐欺」などを大学生が何ら悪びれることもなく書いた挙げ句、
停学や退学になるという例が続出しました。
最近の流行りはツイッターです。試験でカンニングしたことを自分の
実名や所属大学・学部、あげくに担当教官の名前まで晒して暴露。
その教授が自分の名前で検索したらそのバカなつぶやきが出て来て、
こう(↓)なりました。(グーグルではツイッターのつぶやきが
上位に出てくることが多いです)
・早大生テスト中のカンニング告白 ツイッターで東浩紀教授が「摘発」
大学の試験でカンニング、というのは昔から非常に良く聞く話です。
とはいえ、あくまでも「コッソリ」「教官にバレないように」という
最低ラインを踏み越えたら停学とか退学とかがお待ちかねでした。
検索すれば全世界の人が読めるツイッターで、ここまで大っぴらに
カンニングしたことを晒せるというのは鉄面皮なのでしょうか?
東氏に名指しで公開詰問された途端に、自己紹介欄から自分の名前と
所属、問題のつぶやきも削除した事から、鉄面皮ではないようです。
とすると、考えられるのは「自分のつぶやきは内輪しか読まない」
という甘い見込みで、書くべきでないことを書いたという可能性です。
普段、ごく少数の仲間内でしかやり取りをしていなければ、ミクシィ
日記でもツイッターでもブログでも、その気になれば見ず知らずの
人が見ることができる事を忘れてしまいます。
※忘れる以前に、そんなこと脳内に思い浮かびすらしないかも。
ツイッターやブログなどを内輪ウケのノリで書きたいなら、匿名で
自分の正体は絶対に晒さないように、自分自身や友人知人の個人
情報は徹底的に管理しましょう。
間違っても自社ホームページからリンクなんか張ってはいけません。
なお、ここまで書いてきたことを読まれて「ブログやツイッターなど
には無難で万人受けすることしか書くな」と解釈されたのでしたら、
それは誤解です。
犯罪行為を披露したり、不必要に他人を不快にさせたり、むやみに
敵を増やしたりするような書き込みは控えましょうという意味です。
「敵を作るのも覚悟の上、これは言わねばならぬ」ということなら
私は止めません。遠い空から武運長久をお祈りいたします。
◆シンプルすぎる要約◆
ブログやツイッターは、自分が読んでほしいと思っている相手以外、
下手をすると絶対に読んでほしくない相手にも読まれる覚悟が必要。