「婚活したらすごかった(石神賢介・新潮新書)」がすごかった
仕事には役に立たないバカ本の書評。婚活でナンパ師の存在と、パーティーの裏ワザが明かされる。結婚を考えている人は一読を。
お盆休み恒例の「仕事には役に立たないバカ本」の書評であります。
今年は「婚活したらすごかった(石神賢介・新潮親書)」。
この本の前半は、×1の筆者が40を過ぎてふいに再婚したくなって、
婚活ホームページや婚活パーティーに参加して実感したことや、
出会った(良くも悪くも)すごい人のエピソード。
エピソードを挙げ出すとキリがありませんが、とりあえず一つだけ。
婚活ホームページでも婚活パーティーでも、男女が集う場所には
「ナンパ師」が出没することを避けられないようです。
婚活ホームページに出没するナンパ師は、そこの規約を完全に守って
ナンパをやりたい放題だったそうで、サービスを提供する側が丁重に
お願いして退会していただいたとか。
※同時に複数の方にアプローチするのを禁止してなかったのです。
婚活パーティーを活用していたナンパ師はもっとすごいです。
多くの婚活パーティーは2時間で終わるのですが、彼は「2時間
遅刻して」パーティー会場に行きます。
そうするメリットは以下の通り。
・パーティーは終わっているので参加費はゼロ円で済む。
・独身で男の人と付き合いたい女の人が必ずいる。
・しかも目当ての人を見つけられずガッカリしている女の人が。
考えてみれば、これほど女の人を口説きやすい場所はないでしょう。
「そんな格好悪い事ができるか」という羞恥心さえ捨てれば。
※しかもパーティー参加者じゃないので主催者から文句を言われる
こともまず考えられません。
真剣に結婚相手を探していてナンパ師に引っ掛かると、女の人から
すれば時間と精神力(とお金?)の浪費です。
逆に男の方の場合は、若い美人に「高い物をねだられるだけで終了」
という被害が筆者自身も含めてあるようです。
どこにでも、仕組みを悪用する人はいるようで。
それにしても、何にも考えずに婚活を始めても、まず間違いなく
結婚どころかデートにすらこぎ着けられないのが大変そう。
もし「本気でそろそろ結婚したい」という方がおられましたら、
ぜひともこの本は買って読むべきです。
婚活パーティーや婚活ホームページに登録するのは2回くらい読んだ
後にしましょう。でないと時間と費用とプライドがすり減ります。
・婚活したらすごかった(石神賢介・新潮新書)
◆シンプルすぎる要約◆
婚活をしてみたかったような、せずに済んで良かったような。