目の上のたんこぶになっている近所のライバルを意識しすぎると
整体の先生からの質問に対して、ライバルに過剰に意識を向けると患者さんが離れてしまう可能性があることを伝えた上で、ディレクトリサービスの登録には高額な費用がかかることを説明しました。
ある整体の先生から、こんな質問メールをいただきました。
> 「●● 整体」でダントツ1位(勝ったことがない)の
> ライバルが、いくつか有料登録のリンク集を利用していて、
> どうも有料リンクも購入しているようです。
> うちも追随すべきでしょうか?
私の返信は以下の通りです。
> 一つだけ。
> 「ライバル」を意識しすぎると患者さんが離れかねません。
>
>
> 昔の少年マンガみたいに「ライバルと彼女の取り合い」を
> していたら、肝心の彼女は全然別の男とくっついちゃった
> などという最低なオチだって有り得ますから。
>
> くれぐれもご用心ください。
ヤフーカテゴリやJエントリーのような「ディレクトリサービス」
に登録する(ための審査をしてもらう)には費用がかかります。
特にヤフーカテゴリの場合、整体などの手技療法や行政書士・
司法書士の審査料は通常の3倍・157,500円もします。
ほかのディレクトリサービスでも
・Jエントリー
・SEOタウン
クロスレコメンドでは手技療法や審美歯科は倍の84,000円、
SEOタウンも手技療法などは倍以上の100,000円。
整体院ホームページを気前よく4ヶ所に登録したら、合計で
383,500円
もかかります。しかも「登録するための審査料」だけで。
めでたく登録されれば(特段の不備がなければ登録されます)
追加費用は0円とはいえ、結構な出費です。
そこに「SEO業者の有料リンク」まで追加したらどうか?
こっちは間違いなく「毎月いくら(1万円は下りますまい)」
という課金です。使えば使うほど費用がかかります。
そして、こういうサービスは「もっとお金を注ぎ込まないと」
となりかねない中毒性みたいなのがあります。
本来なら「お客様の満足度を高める」「お客様をより集める」ための
費用と労力を「特定の検索語での上位表示」に注ぎ込むことに...。
すべては「ライバルに勝ちたい」という前提に問題があるからです。
「自分のサービスを求める方を助けて利益を上げたい」という前提で
取るべき手立てを考えれば、本質からずれたやり方に走る確率は
劇的に下がることでしょう。
もっとひどいことを言えば『ライバルと思ってるのは自分だけ』
という可能性だってあるんです。
相手は自分のことなど歯牙にも掛けてないかもしれません。
...何このストーカーチックな片思い状態。
こうならないよう、くれぐれもご用心ください。
◆シンプルすぎる要約◆
件の整体院の先生からはこんなご返信が。
>「ライバル」を意識しすぎると患者さんが離れる。
>いいアドバイスありがとうございます。
>やはりニッチ狙いでがんばりますね。