このイベントに来る人は何に興味があるかを出展前に考える
ネット起業塾6月セミナー」に参加した私のブースはホームページ制作を提案。他の出展者は大企業向けサービスばかりで、客足はイマイチ。結果、参加者は楽天の説明会終了後にまっすぐ帰ってしまい、私はガクゼン。
昨日、京都商工会議所が主催する「ネット起業塾6月セミナー」なるものに行ってきました。
中身は実質「楽天とヤフーショッピングの説明会」なのですが、そこの会場前で私も含めて商工会議所に所属している企業・団体がブースを出していたのです。
私がアピールしたのは、もちろん「ホームページてこ入れメールセミナー」です。他に売り物ないですし。
楽天やヤフーショッピングに興味がある方というのは、
- ホームページは持ってないけどこれからネットで商売したいなーという方か、
- すでにホームページはあるけれど箸にも棒にもかからないか、
どちらかだろうと踏んで、ブースを出してみました。
さて、他にブースを出している会社がどんな商品やサービスを紹介しているのか見てみると、
・大規模な顧客管理システム
・ソフトウェアのクラッキング防止ソフト
・社内用グループウェア
などなど、でっかい会社向けのサービスを扱っているところがほとんどでした。
…なんか違うんじゃなかろうか?
自前でネットショップの仕組みを構築せずに、楽天やらヤフーショッピングやらに出店しようというのですから、恐らくはほとんどが個人事業や零細企業と推測できます。
少なくとも私はそう見込みました。
そして、そう思ったのはどうやら私だけではなかったようです。あるシステム屋さんの社員さんは自嘲気味に「うちのシステムってネットショップセミナーと関係ないですよね」と言っていたくらいですから。
「だったら来るなよ」と普段なら心の中で突っ込むところですが、上から言われて仕方なしに来たであろう方に言う言葉ではないので止めておきました。
そういえば一社だけ、社名を書いた紙が置いてあるだけで、あとは人もいなければチラシも置いていないという所がありました。
食中毒かハシカで全員寝込んでるのだろうか、それとも明日と勘違いしているのかな、
と思っていたら、ブース出店者の一覧に「日経先物取引の自動売買ソフトを販売しています」と書いてあるじゃないですか。
いや、それはどう考えてもネットショップと微塵も関係ないし。
きっと、直前に誰かが気付いて出展するのを止めてしまったのでしょうか。ホントの所はわかりませんが。
というわけで、対象者をきちんと見定めて、その対象者に合ったサービスを用意した私が一人勝ちしたかというと、残念ながらそうは行きませんでした。
楽天の説明会が終わったとたんに、参加者はみんな脇目も振らずにまっすぐ帰ってしまったのでした。ブースなんて誰も出展していないかのように。
全員(商工会議所の担当者も含めて)あまりの惨状に、ガクゼンとしてしまいました。