娘の夏休みに、亀の瀬ガイドツアーに参加してきました。
JR三郷駅から西に向かって山道を30分弱歩くと、亀の瀬地滑り歴史資料室にたどり着きます。
ガイドツアーが始まるまで、館内の展示を見て回りました。
亀の瀬の歴史や地層、地滑りの被害と対応、現在に至るまでの地滑り防止策の数々を紹介していて、それだけでも見に来る意味がある内容です。
そうこうするうちにガイドツアーが始まりました。まずは近くにある亀の瀬1号排水トンネル。
地滑りを引き起こす原因になる地下水を大和川に排出するためのトンネルの一つです。
トンネルの中を進むと、外は40℃近い暑さなのにヒンヤリしています。ガイドさんによると冬は逆に暖かいのだそうで。
トンネル内を流れる地下水もヒンヤリしています。
さらに進むと、頭上に大きな縦穴があって、外の光がわずかに差し込んでいます。
一番奥までいくと安全第一の柵があって、ここから先はトンネルが一回り小さくなっているのがひとめでわかります
涼しいトンネルを出ると灼熱の外界です。少し南にある「亀の瀬トンネル」に向かう途中で、縦穴がありました。
先ほどのトンネルで見上げたものとは別のようですが、集水井工(しゅうすいせいこう)という、地下水を集めるための井戸だそうです。
大和川にもう少し近付くと、トンネルが二つ並んでいます。ガイドツアーでは右側を見学します。
トンネルに入ると、パネルが数枚並んでいて、トンネルの説明が書いてあります。
奥に進むと、排水トンネルと旧大阪鉄道のトンネルとが合流している場所がありました。左が排水トンネル、右が旧大阪鉄道のトンネルです。
このトンネルは、100年前の地滑りでも押しつぶされず、奇跡的に当時のままトンネルが残っていたのを、排水トンネルを掘り進めるうちに偶然見つけたものです。
とはいえ、見つかったトンネルはあまり長くはなく、奥まで行くとトンネルは土砂に埋もれています。
一時間ほどでガイドツアーが終わり、資料室に戻って解散。
今回見学した排水トンネルと旧大阪鉄道のトンネルはガイドツアーに申し込まないと中には入れませんので、見てみたい方はホームページからお申し込みください。
解散後に我々はJR河内堅上駅に向かいました。
たぶん、三郷駅より河内堅上駅から行く方が距離が短く、急な登り坂もないので歩きやすいはずです。
コメントを残す