丸山古墳の少し東にある、大きめの古墳。周りは田んぼなどで囲まれているので、古墳内に立ち入るどころか近くに寄るのも気が引けます。
古墳の東側に説明書きの看板が立っていたので、撮影して文字起こしをしておきます。
国指定史跡 城山古墳
昭和31年12月28日 指定城山古墳は前方部を南に向けた前方後円墳で、墳丘の長さは109m、後円部直径60m、後円部高 10m、 前方部幅73m、 前方部高 10mを測ります。 前方部が発達した平面形を示し、墳丘の特徴からは前方後円墳の最後の段階に近い形状をしています。 その名が示すように中世に城砦として利用されたため、 墳丘の段築や形状はかなり変形しています。 西側くびれ部は直線的で明瞭にはくびれておらず、 造り出しがある可能性もあります。
現在は水田になっていますが、 墳丘の周囲には周濠が巡っています。 幅はくびれ部で約25m、後円部北側で約 18m、 前方部南側で約20mを測ります。 周濠は北東側と北西側で張り出していますが、 当初の形かどうかは不明です。 周濠の外側には外堤が巡っていると思われますが、後世の開墾により元の地形が改変されており、よくわかりません。
墳丘には埴輪列が巡り、葺石が施されていたようです。出土した埴輪や須恵器の特徴から6世紀初め頃の築造と考えられ、 大塚山古墳群で最後に造られた古墳です。
近くにある大塚山古墳や丸山古墳など計8基の古墳が「大塚山古墳群」として国指定史跡に指定されています。
河合町観光ボランティアガイドの会
城山古墳の東側に立っている看板(上記写真)
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