斑鳩町中央公民館と中央体育館の間くらいにある小高い丘…だと思っていたら、「戸垣山古墳」という方墳だったようで、検索してみると何度か調査も行われているようです。
古くは1974年(昭和49年)に、奈良県立橿原考古学研究所が測量調査を行っていて、その際に1辺が約20m、高さが約3.5mと推定されました。
その後の1998年(平成10年)、町道の拡張に伴う墳丘北側の擁壁工事の際に発掘調査が行われました。この時には埴輪の破片がいくつか見つかりました。
そして、2017年(平成29年)に奈良大学文学部文化財学科が斑鳩町教育委員会の協力を受けて、測量調査を行いました。(当時の様子を記したブログ)
2022年2月18日から3月17日にかけて、奈良大学文学部文化財学科が発掘調査を行われています(当時の様子を記したブログ)。墳丘盛土や埋葬施設と考えられる土坑(人間が掘った穴の跡)、円筒埴輪や弥生土器、須恵器などが見つかったとのことです。
ですので、単なるこんもりした丘ではなく古墳であることは間違いなさそう。詳しい報告書は下記PDFファイルをお読みください。
コメントを残す